2025年8月16日(土)~30日(日)、渋谷区幡ヶ谷「はじめ」にて開催される「第八回 幡ヶ谷仮面展」に出展する作品(仮面・お面)を3点制作した。
▼ 第8回 幡ヶ谷仮面展
▼ 1つ目「私の見た宇宙人はガネーシャ?」
・制作秘話
・私の不思議体験
▼ 2つ目「ヘキサゴン of ドゴン(Hexagon of Dogon)」
・制作の様子
▼ 3つ目「トライアングル of ドゴン(Triangle of Dogon)」
・ドゴン族の不思議な話
▼ 展示の様子
▼ はじめ(会場地図)
第八回 幡ヶ谷仮面展
「第8回 幡ヶ谷仮面展」フライヤー
毎年行われている「幡ヶ谷仮面展」は、今年で第8回目の開催となる。今年は100名近い96名のアーティストがノミネートしている。
Nobuyuki Oshima-「第8回 幡ヶ谷仮面展」公式サイト
公式ホームページでは、参加アーティストの詳細、過去の作品、過去回のアーカイブ情報を閲覧することができる。
私は、今年初参加であり、仮面も今まで作ったことはないが、初チャレンジした。昨年まで出展していた知人で靴職人の方の紹介で参加することにした。
亀山空-「第8回 幡ヶ谷仮面展」公式サイト
また、昨年知り合ったアーティストの「亀山 空(かめやま そら)」さんも誘っての参加。空さんはもともと音楽演技のために独自で仮面を作っていた。(→亀山空さんの作品)
1つ目、作品名「私の見た宇宙人はガネーシャ?」
作品名:「私の見た宇宙人はガネーシャ?」
(C)2025-Nobuyuki Oshima
テーマは「ガネーシャ」。
ガネーシャ神は、ヒンドゥー教で最も人気のある神様で、豊穣、知識、商業の神とされていて、豊作、学業成就、商売繁盛などのご利益があるとされている。また、「障害を取り除く吉祥の神様」「知恵と成功をもたらす神」としても知られ、厄除け・邪悪な力を跳ね除ける・精神の安定・自己成長・恋愛成就などのご利益もあるとされる。
材料は、たまたま仕事場にあった、革靴のレザーソール(革底材)に使われる「ベンズ」と言われる厚めの牛革(イタリー製)の端切れに、アクリル絵の具で着色して製作した。
顔のかたちにカットせず、あえて端切れのかたちそのままで絵を描いた。
全体像
ラメ絵の具で着色部分
一部、ラメの絵の具を使って着色したので、光を反射してキラキラする。
ビンディ(第三の目の装飾)
おでこの第三の目の部分「ビンディ」には、ラインストーン(人工宝石)を配置し装飾た。
イヤリングも自作した
両耳にはイヤリングを装飾。
色を塗って、星をイメージしたラインストーン(人工宝石)を配置。
裏面の仮面着用のためのゴム
裏面には、仮面装着用にゴムを取り付けた。
ゴムの付け具もリングのイヤリングをイメージ。
革の端切れなのでこういった半端な形状をしてるが、あえてカットせずにそそままで仕上げた。
制作秘話
当初、これで完成のはずだった。
これは、私が幼少期に遭遇した宇宙人(エイリアン)の顔だ。(→私が見た宇宙人)
しかし、途中でなぜかガネーシャに見えてきてしまい、のちに鼻を描き足してガネーシャに方向転換した。なので、作品名を「私が見た宇宙人はガネーシャ?」にした。
後から気づいたのだが、ヒンドゥー教の神であるガネーシャを、ヒンドゥー教では神聖な動物とされる牛の革で作ってしまったこと、ガネーシャまたヒンドゥー教に対して大変無礼なことをしてしまった。宇宙人のままでよかったかも。。
私の不思議体験
この作品を作るにあたって、私が体験した二つの不思議体験が、インスピレーションのもとになっている。
一つは、先にも述べた幼少期の宇宙人遭遇体験。5、6歳ごろ(1982年頃)母の実家のあった茨城県水戸市で遭遇した宇宙人。容姿と目の印象が強すぎて今でも鮮明に覚えているほどだ。なので、最初はその顔を描いた。
二つめは、3年前の2022年2月、寝室に突如現れたガネーシャと、それを取り巻く数体のヒンドゥー教の神々。その後、4月にも同様の体験した。
それまで、恥ずかしながら、ヒンドゥー教のことも「ガネーシャ神」のこともあまり詳しく知らなかった。
その体験から、ガネーシャのこと、ヒンドゥー教のことを詳しく調べるきっかけになった。
2つ目、作品名「ヘキサゴン of ドゴン(Hexagon of Dogon)」
作品名「ヘキサゴン of ドゴン(Hexagon of Dogon)」
(C)2025-Nobuyuki Oshima
六角形の張りキャンバスに、絵(アクリル水彩画)を描いて作った作品。
ヘキサゴン=六角形、ドゴン=ドゴン族。
作風は、ドゴン族の仮面祭りから着想を得た。
柄はオリジナルで、海の波をイメージした。縁の部分にも模様を描いた。
あえて(口のない)目しかない仮面にした。口の代わりに第三の目(サードアイ)でコンタクト(テレパシー交信)できるイメージ。
ところどころにラインストーン(人工宝石)を配置。
第三の目(サードアイ・第6チャクラ)にも、ラインストーン(人工宝石)を装飾した。
これはドゴン族とは関係ないが、ヒンドゥー教でいうヒンディ(第三の目を表す装飾)からインスパイアされた。第三の目(第6チャクラ)は、直感力や洞察力、ひらめきを司るとされる。
裏面の仮面着用のためのゴム
裏面には、仮面装着用にゴムを取り付けた。
制作の様子
六角形の張りキャンバス
六角形の張りキャンバス。
なんとなく仮面になりそうな形状とサイズ感。
着色した様子
着色し始めた様子。(アクリル水彩)
ここからアイデアをひねり出す。
3つ目、作品名「トライアングル of ドゴン(Triangle of Dogon)」
作品名「トライアングル of ドゴン(Triangle of Dogon)」
(C)2025-Nobuyuki Oshima
三角形の張りキャンバスに、絵(アクリル水彩画)を描いて作った作品。
トライアングル=三角形、ドゴン=ドゴン族。
作風は、ドゴン族の仮面祭りから着想を得た。
全体像と縁部分の模様
柄はオリジナルで、海の波と夕日、緑(植物)をイメージした。縁の部分にも模様を描いた。
目と第三の目(第6チャクラ)
あえて(口のない)目しかない仮面にした。口の代わりに第三の目(サードアイ)でコンタクト(テレパシー交信)できるイメージ。
第三の目の装飾「ヒンディ」
第三の目(サードアイ・第6チャクラ)に、ラインストーン(人工宝石)を装飾した。
これはドゴン族とは関係ないが、ヒンドゥー教でいうヒンディ(第三の目を表す装飾)からインスパイアされた。第三の目(第6チャクラ)は、直感力や洞察力、ひらめきを司るとされる。
裏面の仮面着用のためのゴム
裏面には、仮面装着用にゴムを取り付けた。
ドゴン族の不思議な話
ドゴン族は、西アフリカにあるマリ共和国のバンディアガラの断崖(バンディアガラ山)周辺に居住する民族で、独自の言語、伝統文化、宗教を保持し、特に仮面を使った踊りやダンスといった独自の文化、60年に一度行われるシギ祭りなどが有名です。
ドゴン族には、不思議な話が二つあります。
一つは、シリウス神話。
ドゴン族は、なぜか天体の知識を持っており、自分たちの先祖はシリウス星系から来たと伝承されており、シリウスはA、B、Cの三つの星があると言い伝えられていた。後になって、1862年望遠鏡での観測で、ひとつの星だと思われていたシリウスは、シリウスA、Bの連星であることが確認された。(シリウスBは肉眼では見えないし、小さな望遠鏡でも確認できない暗い恒星なので、なぜドゴン族が知っていたかは不明。)ドゴン族の言うシリウスCについては、まだ観測されていない。
(参考動画:古代の宇宙人の来訪は事実なのか?/HISTORY公式チャンネル)
二つめは、アディンクラコードにまつわる話です。
下の動画によれば、最先端の研究によると、宇宙を満たすエーテルに満たされた情報コードは「アディンクラコード」という記号で記述され動いていることがわかったようだ。しかし、ドゴン族はどうやらそのアディンクラコードをもともと知っており、そのコードを自分たちの衣類の柄に織り込んでいた。なぜドゴン族がアディンクラコードを知っていたかは不明。ちなみに、アディンクラコードを三次元に取り込むと、エラー修正コードのような高度な数値数学になり、現在のインターネットを動かしているというからますます驚かされる。
(参考動画:DNAと引き寄せの関係性、量子力学 による願望実現 の仕組み/Captain AT Channel)
以上より、ドゴン族の不思議さには魅力を感じます。
まだまだ、古代文明には、現代科学では分からないことがたくさんあると、心がワクワクします。
展示の様子
展示の様子は、写真をクリックしてください。
→作品展示の様子
はじめ
東京都渋谷区幡ケ谷2丁目5−8