私は、幼少期より不思議体験を経験する体質だったが、大人になるにつれそういった体験は少なくなっていった。
結婚して、子どもが生まれ、家庭ができると、不思議体験などまったくと言っていいほど体験しなくなっていた。
しかし、大人になって初めてと言っていいほどインパクトの大きい不思議体験を3年前の2022年2月と4月に体験した。
それは、寝ていた寝室に「ガネーシャ」およびヒンドゥー教の神々が現れたことだ。
恥ずかしながら、当時、象のような神がインドにいることくらいは知っていたのだが、ヒンドゥー教のことも「ガネーシャ神」のこともあまり詳しく知らなかった。
体験後の翌朝、起きてすぐに調べところ、私が見たものは「ガネーシャ神」そのものだった。
その時の体験談を自身の記録という意味も含め、以下に紹介したい。
2022年2月、夜中にふと目を覚ますと、目が眩むほどまばゆい緑色の光に寝室の部屋中が包まれていた。寝室は、八畳の洋室で、妻と息子二人の4人で布団を敷いて寝ている。
明るさに驚き、目を閉じると、まぶたの裏に残像がくっきり残ったため、本当の明るさだし、夢でもないことに気づいて、急に怖くなった。しかし、何なのか確かめるべく恐る恐る目を開けた。
すると、緑の明るさで真っ暗な室内が明るくなっていて、寝ている妻の姿や子供たちの姿が見えた。
光源は、窓のカーテンの方で、何やらいくつもの緑色の光が動いていた。
よく見ると、何体もの小さな人間と言うか、神様のようなものが、それぞれキント雲のようなものに乗って踊っていた。
揺れながら楽しく踊っている感じだった。中央にいる神様をよく見ると、顔が象、体は人間だった。しかしよく見ようとすればするほど、薄くなっていってしまう。
私は目が悪く、眼鏡をかけないとよく見えないのだが、眼鏡をかける暇もなく、その光たちは消えていってしまった。少しずつ薄くなって消えていった感じだった。
私はしばらく目を覚ましたまま、部屋をの中を見ていたが、光が消えて真っ暗な部屋に戻った。何も見えない。「今のは何だったのだろう?」と思い、また寝た。
翌朝起きてすぐに調べたところ、私が見たものは「ガネーシャ神」そのものだった。
周りにいた数体も、ヒンドゥー教の神のような容姿だとわかった。特に、ガネーシャのすぐ隣には「ラクシュミー」のような容姿の神もガネーシャと同じキント雲に乗っていた。
同様の体験を2カ月後の4月にも経験し、合計二度体験した。
それ以来、ガネーシャのこと、ヒンドゥー教のことに興味が強くなり、詳しく調べることになった。ヒンドゥー教は、密教として仏教とともに日本にも伝わってきたこと、日本でも名前を変えて「歓喜天(かんぎてん)、聖天(しょうでん)」と呼ばれ、ガネーシャ神を祀っているお寺があることなどを知った。