▼ 3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス彗星)とは
・「オウムアムア(1I/’Oumuamua)」(2017年)
・「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」(2019年)
・「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」(2025年)
・それぞれの軌道
▼ 3I/ATLASの不可解さ
・彗星特有の尾がない
・構成要素
・不自然な電磁場
・軌道変更
・太陽の重力に影響されない
▼ 今後の調査に期待
・ 関連情報
▼ 参考動画
(文/大嶋信之 Nobuyuki Oshima)
3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス彗星)とは
3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス彗星)とは、2025年7月1日、ATLAS(小惑星地球衝突最終警報システム)によって発見された非周期彗星のことで、太陽系を周回しておらず、一度太陽系から離れると戻ってくることはないため、恒星間天体(こうせいかんてんたい)と呼ばれています。(「恒星(こうせい)」とは太陽のように自ら核融合で発光している星のことをいいます。)
このような恒星間天体を人類が観測したのはこれで3度目で、1度目は2017年の「オウムアムア(1I/’Oumuamua)」、2度目は2019年の「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」に次いでの3つ目の発見となった。「I(アイ)」とは、Interstellar(インターステラー)の頭文字で、(日本語では「恒星間」という意味)恒星間天体を表す符号。
「オウムアムア(1I/’Oumuamua)」一度目の発見(2017年)

2017年10月19日マウイ島にある天体望遠鏡「PS1」によって発見された、天体観測史上初めて太陽系外から飛来した恒星間天体。大きさ約400m(推測)。公転軌道を示す離心率は1.19。(完全な円形は0、地球で0.0167、ハレー彗星のような細長い楕円で0.97、1を超えると太陽に戻らない軌道となる。)
棒状(葉巻型)の細長い形状(または薄い円盤状)と回転(自転)、太陽接近時に惑星の重力を利用した「スイングバイ(※)」という加速方法と、謎のガス噴出による「ロケット効果」で急加速し、太陽を去っていったのが最大の特徴。その他、未だ謎の多い天体で、2030年ごろを目標に追跡機を打ち上げる計画もある。オウムアムアが完全に太陽系を離脱するのは2030年ごろの見込みで、太陽系離脱後はぺガスス座の方向へ恒星間空間を漂う旅を続けると予想されている。2030年に地球から打ち上げれた追跡機は、木星と太陽それぞれでスイングバイして超加速させ、計画通りいけば2049年ごろオウムアムアを捉えることができる予定なのだそう。
ある研究チームは、オウムアムアの故郷と考えられる恒星系をいくつか候補をあげている。
(※)スイングバイ
惑星の重力を利用し加速する方法。地球から打ち上げられた探査機「ボイジャー1号・2号」も木星と土星でスイングバイを活用した。(オウムアムアは太陽の重力を利用してスイングバイした。)
「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」二度目の発見(2019年)
2019年8月30日クリミア半島近郊のクリミア天体物理天文台で発見された、オウムアムアに続き観測史上2例目の恒星間天体。直径は約1km程度(推測)。
離心率は3.36とオウムアムア(1.12)と比べ高い値の双曲線軌道。太陽の重力に影響されないほどの高速で太陽系を過ぎ去っていった。なお、太陽に近づいた際に、核が二つに分裂したとみられている。
「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス彗星)」三度目の発見(2025年)

2025年7月1日、チリ(コキンボ州)の小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)によって発見された、観測史上3例目の恒星間天体。直径約19km(推測)。
離心率は6.14で、オウムアムアの1.12、ボリソフ彗星の3.36と比べ、突出して高く最も直線に近い双曲線軌道を描いて移動している。
また、移動速度も驚異的なスピードで、時速約20.9万km(秒速約58km)となっている。
オウムアムアは時速約9.4万km(秒速約26km/近日点で秒速約87.3 km)、ボリソフ彗星は時速約16万km(秒速約44.7km)と比べ格段に速い。
参考までに、地球の公転速度は時速約10.7km(秒速約30km)、太陽系で公転速度が最も速い水星でも時速約17万km(秒速約47.4km)なので、特異的な速さが分かる。
2025年9月5日~11月4日にかけては、太陽に近づくため一旦地上から観測できなるが、近日点通過後の同年12月上旬ごろから再び観測できるようになる。その後、2026年3月16日ごろには、木星に(約5335万キロ)まで接近すると予想されている。
それぞれの軌道(オウムアムア、ボリソフ彗星、3I/ATLAS)

オウムアムア、ボリソフ彗星、3I/ATLASそれぞれの軌道と太陽系侵入角度の比較図。
3I/ATLASの太陽系侵入角度が、黄道面(こうどうめん/惑星の円盤状軌道面)と5度未満のズレ(ほぼ一致)というのが観測史上稀(というか初)の現象。これは天文学的に0.2%という確率だという。また、驚異的なスピードを物語る直線的な軌道も特徴的。
オウムアムアのスイングバイぶりも際立っている。
3I/ATLASの不可解さ
3I/ATLASには、彗星には見られない様々な不思議な点がある。
記録のために以下に記述しておく。(不確実な情報もあります。)
解明次第、追記、書き換えていきます。
彗星特有の尾がない
通常、彗星というのは、ハレー彗星を連想してもらえるとわかるように、軌道跡に残像のような尾が観測できるのが一般的だ。尾の原因は、太陽に近づくにあたり彗星から吹き出した塵やガスが、進んできた軌道上に残るからだ。今回の3I/ATLASには、その彗星特有の尾がないことが謎のひとつ。それに加え、進行方向とは逆方向に尾のようなものが観測されたのも謎を深めている。
構成要素
次に、構成要素だ。
3I/ATLASからは、鉄を含まないニッケルが検出された。通常、自然界(彗星も含む)では鉄とニッケルはセットで存在している。しかし3I/ATLASからは(鉄は検出されず)ニッケルのみ検出されたらしいのだ。これは、観測史上不自然と言う他ない。人工的かつ工業的な人口金属の可能性を示唆する。
また、通常の彗星とは異なり、水がほとんど存在しないにもかかわらず、異常に大量の二酸化炭素が検出されていることも、注目されている。
不自然な電磁場

そして電磁場異常だ。
3I/ATLASは、周囲の電磁場に影響し、独自の磁場を持っているようなのだ。
しかも、回転しているにもかかわらず、3I/ATLASの地表から届く光は一定で、それは表面が滑らかな状態を意味している。通常、表面が凹凸している今まで観測してきた彗星などではありえない現象で、さらに謎を深めている。
そして、何かしらの信号を発している可能性もあるというから驚きだ。(不確実)
自然のノイズなのか、人工的な信号なのか、解析が急がれているようだ。一部の海外動画では、量子コンピューター(Googleの量子コンピュータ「Sycamore(シカモア」)によって解析が進んでいて、その信号は明らかに人工的で、信号の内容は「数十年内に起こる、宇宙的災害を人類に警告している」など、巷では様々な憶測が広がっている。
軌道変更
3I/ATLASは、太陽系に侵入後、一度軌道を変更したらしい。
それが本当なら、自然の彗星ではありえない。
また、太陽に接近した際、オウムアムア同様スイングバイすることがわかっている。
ただ、太陽に最も近づく日(近日点)の2025年10月29日前後は、太陽に隠れて地球上から観測するこができない。3I/ATLASが、近日点にどのような振る舞いをするかが注目されている。どのように加速するか、ボリソフ彗星そように太陽の熱で分裂するか、など。
近日点は地球上から観測できないので、火星を周回する人工衛星を使って観測する話が上がっているらしい。
太陽の重力に影響しない
3I/ATLASは、太陽の重力にまったく影響されていない可能性が示唆されている。(不確実)
今後の調査に期待
オウムアムア、ボリソフ彗星に続いて、つい7月に発見されたばかりの恒星間天体「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」。2017年、2019年、2025年と、比較的短期間に飛来しているところが注意深いところだ。
そして、オウムアムア(約400m)、ボリソフ彗星(直径約1㎞)、3I/ATLAS(直径約19㎞)と大きさも徐々に大きくなっているところも注視したい。
私個人的には、オウムアムアの「スイングバイ(+ロケット効果)で加速」、今回の3I/ATLASの「尾がない」「電磁場または信号」に着目している。
これらは、自然の彗星ではなかなか考えられない事例だと思うからだ。
もし、これらの恒星間天体が人工物だったとしたら、人類へのメッセージが含まれている可能性が大きい。
なにしろ、太陽のように自ら輝く恒星は、地球が属する天の川銀河だけでも2000億~4000億存在する。宇宙全体に目を広げると、10の22乗個から10の24乗個という果てしない数の恒星が存在するのだ。その中には、地球のような星は必ず存在し、生命がいて、現地球人の文明をはるかに超越した文明があっても全くおかしくないし、逆にないほうが不自然な数だ。
今後の調査に期待したい。
関連情報
ババ・ヴァンガの予言
ブルガリアの盲目の予言者ババ・ヴァンガ(1911年1月31日~1996年8月11日)は、「2025年に人類は宇宙からの来訪者と接触するだろう。」と未知との遭遇の予言を残している。
また、「スポーツイベント中に宇宙人と接触する」と予言していたとも言われている。
「3I/ATLAS」はまさに他の宇宙(銀河系)からの訪問者。2025年9月現在、地球や太陽に最も接近している最中だが、火星にも接近することが分かっているし、今後の3I/ATLASの振る舞いや追加観測から目が離せない。(現在、火星と木星を周回中の探査機も動員して観測する予定もあるので期待したい。)
2025年7月5日の大災害の予言
日本では2025年7月5日に大災害が起こると騒がれた。中でも「フィリピン海沖の太平洋上に隕石が落ちて大津波が来る」といった話が一部では広がっていた。
この「3I/ATLAS」が発見されたのは、同年の7月1日のことであった。今でこそ地球には衝突しないことがわかってはいるが、地球と火星の周期道内を通過するので、宇宙規模から考えると非常に近い距離を通過することになる。(地球より火星に接近することがわかっている。)
このように、直前に発見された飛来物が、万に一ついつ地球に衝突してもおかしくない。(天文学的には確率は低いが。)
もし「3I/ATLAS」が地球に衝突していたら、非常に嫌だが予言的中となっていたところだった。(今後年末にかけて、地球・火星付近を通過するまでわからないが。)
参考動画
「GoogleのQuantum Core(量子コア)が3I ATLASの画像をスキャン — 結果は恐ろしい」
3I/ATLASから発する光、ノイズ信号など自然現象とは考えにくい特異な点をわかりやすく紹介している。
「ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡が3I/ATLASからの恐ろしい信号を検出」
「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」が、彗星なのか、機械なのか、それともまったく別の何かなのか、様々な角度から考察している。
動画を要約すると以下だ。
「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」は、
彗星ではない彗星
・速度が速すぎる。
・既存の軌ではなく、オールトの雲にも属さず、自然の天体運動の法則にまったく従っていない。
・異常なガズ放出。
・意味不明な吸収線。
完璧すぎる軌道
・3I/ATLASは無秩序ではなく、まるで飛行計画があるかのように太陽系に侵入し滑空している。
・太陽系を周る惑星の平面軌道と5度以内のズレで侵入した。これは天文学的には0.2%の確率。
・2025年10月3日に火星に最も接近し、10月29日太陽に最も近づく近日点(地球は太陽のちょうど反対側に位置し共に観測できない)を経て、12月19日ごろ地球に最接近し、その後、木星に接近することが予想されている。
人工的すぎる科学的特徴
・鉄を含まないニッケル単独で検知。
・大量の二酸化炭素の放出。
・太陽光反射では説明がつかない発光と、不自然(滑らか)な一定の光。
事故とは思えないほど正確な信号
・ランダムとは思えない構造化された信号パターン。
・ボイジャー(1号:1977年9月5日、2号:1977年8月20日打ち上げ)が積んだ金属板(ゴールデンレコード)の情報に反応した信号の可能性。
・3I/ATLASは、1977年8月15日に観測された「Wow!シグナル」を受信した射手座の方角(天の川銀河の中心方向)から飛来した。
太陽由来ではない熱
歪む時間
振舞わない物質
「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」が、自然現象なのか、宇宙の事故なのか、意図されたものなのか、世界中の学者が注目している。
Nobuyuki Oshima(大嶋 信之)
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