私は、「時間」というのは、大変不思議なものだと思っている。
自身のエピソードからその思考に至るまで、また”時間”の不思議さを考察したい。
あくまで、立証された話ではなく、憶測や仮説のお話しも含んでいます。
▼ 時間とは
▼ 幼少期の不思議なエピソード
▼ 物理的時間と体感時間
▼ 脳波と鼓動(心拍数)と体感時間
▼ 人間以外の生物たちの体感時間
・心拍数一定の法則
・相対的体感時間
▼ 物理学から見た”時間”
・相対性理論
・エントロピーの法則
▼ 宇宙に時間は存在しない?
▼ 浦島太郎話は本当だった?
▼ タイムトリップ(タイムトラベル)は可能か?
▼ まとめ
(文・イラスト/大嶋 信之)
時間とは
時間とは、この世界に一定に流れる過去から未来への移り変わりだ。
1日24時間、1年は365日、みな平等に流れており、過去へ遡ることもできないし、未来へ飛躍することもできない。”今”というこの瞬間が連続し、瞬時に”今”が自動的に”過去”に置き換わっていく。
私たちの時間のスピードは、地球上を基準にしたもので、宇宙空間や他の惑星では重力や速度が異なるため時間にズレが生じている。これを証明したのがアインシュタインの相対性理論だ。
幼少期の不思議なエピソード
私は幼少期、時計の針が一瞬止まって見えたり、遅く進んで見えることがあった。
当時、不思議だなと思い、いろいろ試した結果、深呼吸して、息を吸い込む時と、ゆっくり息を吐き出す時で、時計の針の進むスピードが違って見えることに気づいた。息を吸い込む時は時計の針が速く進み、息を吐き出している時はゆっくり進むように見えたのだ。
そういった、ちょっとした経験は、誰でも幼少期に経験したことがあると思うが、私はそういう現象が大変不思議に思い、その時から”体感時間”というものは何なのだろうかと、大人になる今日まで考え続けてきた。
物理的時間と体感時間
物理的な時間は、先に述べたように1日24時間、1年は365日、皆平等に流れている。
しかし、体感時間は違うように思える。
例えば、大人になってからの3年と、学生時代の3年では、同じ3年でも圧倒的に学生時代の3年の方が濃厚で長く感じる。(そうではない大人の方もいらっしゃると思う。それはきっと濃厚な時間を過ごしている方だと思う。それは後に述べたい。)
一般的には、歳を重ねるにつれ、時間の進むスピードは速くなると感じるものだと思う。実際に時計を見ても、私は、幼少期に見た1秒の進む速さと、大人(48歳)になった今見る1秒の速さは、今のほうが速いと実感している。(これは、体の動きの速さ、鼓動の速さにも関連していると考えることができるので、後に述べたい。)
また、寝ているときは体感時間は限りなくゼロに近い。夜寝たら、一瞬で朝が来る。もし8時間睡眠しても、8時間という体感時間はない。手術の麻酔も同じで、麻酔の効いている時は、時間を感じない。私自身も今まで(骨折の手術などで)3回全身麻酔を経験しているが、麻酔中は時間を感じない。何時間という時間が経っていても、麻酔をしてからさめるまでを”一瞬”に感じてしまうのである。
また、楽しいことをしている時は、あっという間に時間が経ってしまう。逆に、暇なときや苦痛を感じている時、人との待ち合わせで待っている時などは、時間が遅く進むように感じる。
以上のように、物理的時間は一定なのだが、体感時間というのは人それぞれということになる。(人だけでなく他の生物にも同じことが言えると予測できるので、後に述べる。)
脳波と鼓動(心拍数)と体感時間
私は、体感時間には”脳波”と”鼓動(心拍数)”が大きく影響しているのではないか考えている。
脳波の周波数が下がっているリラックス時は時間が速く流れ、興奮している時は時間が遅く流れる。
リラックス時は心拍数も下がるので、時間が速く流れるように感じる。就寝時は、最も脳波と心拍数が下がるので、時間はあっという間に流れるというわけだ。
お酒を飲んでいる時も同じで、酔うと脳波が下がるので、あっという間に時間が経ってしまうように感じることがある。しかし、心拍数は上がる。
呼吸も心拍数に影響し、息を吸うときは心拍数が上がり、吐き出すときは心拍数が下がる。心拍数の下がったときに時間が速く進むのであれば、私が幼少期に体験した”深呼吸で息を吐き出すときに1秒が遅く進んで見えた”というエピソードとは、逆の現象で矛盾が生じてしまう。
子どもの心拍数は大人より多いので、子どもの方が同じ時間でも大人より遅く進み長く感じている可能性は大きい。これは、先に述べた学生時代の3年が長く感じる、1秒が遅く進んで見えた理由である。
子どもの時の1年というのは、大人の1年と比べると、長く感じるものだ。
1日もそうで、子どもの頃の1日は、大人の1日と比べ長く感じる。
歳を重ねると心拍数は下がっていくので、お年寄りがよく「1日があっという間」、「1年があっという間」というのもなずける。実際に体感時間が違ってくるからなのだ。
あと、この心拍数と体感時間は、体の動きの見え方にも大きく関連していると思われる。
心拍数の多い子供の動きは大人から見れば早く見える。逆に子供から見たら、大人や高齢者の動きは、遅く見えるのではないか。話口調も同じで、子どもの口調は早口に聞こえ、高齢者の口調はゆっくりに聞こえる。これらは、心拍数の違いからくる可能性が大きい。
私は、このような現象は、人間に限った話ではないと、子どものころから感じていた。
人間以外の生物たちの体感時間
私は幼いころ、自然に大変興味のある少年だった。
虫や鳥などを観察していると、いつも動きの素早さが不思議だと感じていた。
とりわけ小動物は、決まって動きが早い。まるで早送りを見ているようだと思った。
昆虫も、川の魚も、すばしっこくて捕まえることなど困難だった。
そして、幼い私は「動物によって体感時間が違うのではないか?」という結論に至った。
今、大人になって、それを裏付ける話をしたい。
心拍数一定の法則
まず不思議なのは、心拍数一定の法則だ。
哺乳類は種類に関わらず、一生の総心拍数が約20億〜30億回で一定であるという仮説だ。
ネズミのような小動物は心拍数が速く、象のような大型動物は心拍数が遅い。なので、寿命もそれに比例する。(小動物の方が寿命が短く、大型動物は長い。)
余談だが、人間にこの法則を当てはめると、心拍数を毎分70回と仮定すると、54.3歳~81.5歳となる。
これに、先に述べた、”脳波と鼓動(心拍数)と体感時間”を加味すれば、心拍数の遅い(寿命の長い)動物から見れば、心拍数の速い(寿命の短い)動物は、すばしっこく見えるのも納得がいく。だが、それぞれの体感時間は同じ(寿命も同じ)ということになる。
同じ1秒でも、人間と小動物では違う長さに感じている。小動物から見れば、人間はスローモーションに見えるので、逃げるのも楽勝というわけだ。
私たちが、樹木を見て、動いていないように見えるが、実は枝や根を伸ばしながらゆっくり動いている。早送りで見ると、樹木たちの動きがよくわかる。樹木の寿命は長くて数千年〜数万年ということだから、私たち人間(寿命80年)は樹木から見れば、超早送りのようにすばしっこく見える、いや、一瞬で死んでいくように見えるだろう。
相対的体感時間
私は、他の生物の動きを、スローモーションで見てみたり、早送りで見てみると、本来のその生物の動きを見ることができる思っている。
例えば、鳥や昆虫の動きをスローモーション(寿命から計算した再生速度)で見ると、羽根の羽ばたきなどの動きが、その動物時間で見えてくる。彼ら(鳥や昆虫)は、私たちが(人間時間で)見るような素早い動きではなく、もっと遅く動いているのだと思うのである。逆に、彼ら(鳥や昆虫)から見ると、私たち人間の動きはスローモーションで見えているのだと思う。鳴き声も同じことが言える。私たちから聞けば、鳥のさえずり甲高い声に聞こえるが、スローモーションで聞く声(周波数が下がり低くなる)が本来の声だと思うのだ。要するに、この地球上の世界においても時間は相対的ということができる。
この理論を加味すると、おもしろい事実が浮き上がってくる。
水や空気の粘性も変化するのだ!時間の進み方が変わるということは、物の落下スピードや水の流れるスピードも変化する。
要するに、時間が速く進む小動物からすると、空気の粘性と水の粘性は増大するということになる。体の重い昆虫が空を飛べる原理や、滝を上がっていく魚なども、これで説明がつくように思う。このように、時間の速度によって、違った世界が見えてくるのだ。
物理学から見た”時間”
時間の最小単位である1秒とは、セシウム原子が放射する電磁波(マイクロ波)の振動回数(※)を基準にしています。
過去は、地球の自転に基づいた定義だったのが、1967年に原子時計に基づく定義に変わりました。
※セシウム原子が放射する電磁波(マイクロ波)の振動回数91億9263万1770回(9,192,631,770 Hz)にかかる時間が1秒。
相対性理論
アインシュタインの相対性理論では、重力が強い場所ほど、時間が遅くなります。また速度が速い場所ほど、時間が遅く進み、この世界の最高速度である”光速”(秒速約30万km)に達したところで時間は止まるとされています。
私は小学生の時、このような時間の不思議から相対性理論の本を買い求めたが、当時はチンプンカンプンでした(笑)
エントロピーの法則
エントロピーの法則(エントロピー増大の法則)とは、熱力学第二法則とも呼ばれ、エントロピー(乱雑さや無秩序さの度合い)は常に増大するという物理法則です。
わかりやすく言えば、この世界は、何もしない状態だと、整然とした状態から、乱雑な状態へと変化していくということです。氷が溶けたり、インクを水に垂らすと自然に拡散するといったことが代表例です。
時間の話とは少し関係ないと思われますが、エントロピーの法則は時間があっての話なので、無関係とは言えません。時間が止まれば、エントロピーの法則も存在しなくなります。
ここで不思議なのは、生命体だけは、なぜかこの法則に逆らう動きをしているように見えることです。生命体にとって、”死”という最大のエントロピーを先延ばしするような活動をしているからです。
宇宙に時間は存在しない?
先に述べたように、時間は重力と速度に影響することから、宇宙全体を地球基準の時間で計ることはできないと思うのです。私たちの考える時間というのは、あくまでも地球時間であり、他の惑星や、重力の制約がない宇宙空間、ましてや重力が最も強いブラックホールなどでは、それぞれにまったく違った時間が存在することになります。
ただ、相対性理論では、時間は相対性ということになっているので、私たちから見えるものは、私たちの時間で計ることができるということに過ぎません。
浦島太郎話は本当だった?
私は、浦島太郎伝説は本当にあった話だと思っています。
それは、上記のように、宇宙は時間が相対性という性質を持っているからです。
浦島太郎は、何かの拍子で地球よりも時間が遅く進む世界(重力が強いか、速度が速いか)で数年過ごし、戻ると地球は数十倍の時間が進んでいた。
これは、十分あり得る話だ。ただ、玉手箱は謎のまま。なぜ箱を開けたら、その分歳を取ってしまったのか。
私は、ここに、隕石が燃え尽きる原理が隠されているのではないかと憶測している。
先にも述べたが、宇宙にはそれぞれの時間が存在する。隕石は宇宙空間を旅してきた氷や惑星の破片の岩などだ。地球以外の時間軸で存在したものが、地球に落ちたらどうなるか。現在の物理学では、大気圏の摩擦熱で燃え尽きるとされているが、もしかしたら宇宙時間の物質が地球時間に調整された結果、燃えるように消滅するのではないかと、私は勝手に仮説立てている。浦島太郎の玉手箱(の煙)と同じ原理だ。
燃え尽きなかった隕石は、地上に落ちてしまうのだが。
タイムトリップ(タイムトラベル)は可能か?
それでは、タイムトリップ(タイムトラベル・タイムスリップ・タイムワープ・タイムリープ)は可能なのだろうか?
相対性理論では、浦島太郎のように未来の地球には行ける(速度の速い乗り物に乗るか、重力の強い場所ですごした後、地球に戻る)が、過去には行くことができない。
しかし、今後の研究で、過去に行くことも理論上可能になる日も来るかもしれない。
個人的な見解だが、過去というものは幻想なので、書き換えることもできるのではないかと考えている。未来も同じだが。結局のところ現在では「今」しか現実としか言えないのだ。
まとめ
今回は、時間について考察してみたが、やはり”時間”というのは本当に不思議だと感じる。勝手に進んでいってしまうし、誰にも止めることができない。
自分もどんどん歳を取っていってしまうし、過去には戻れない。
子どもの頃、楽しいことをしている時、「”今”を止めないで。」とか、楽しかった日など「今日という日が終わらないでほしい。」とかよく思っていた。「(大好きだった)祖父が、自分より先に死ぬなんて、なんて残酷な世の中なんだ。」とも思ったりした。
大人になった今は、結局のところ、過去や未来といった時間にとらわれず、「”今”を大切にすること」が重要な気がする。
歳を重ねると時間の経過が速いと述べたが、いくら歳を重ねても、「今」を大切にし充実した時を過ごすことで、体感時間などとは関係なく、濃厚で豊かな時間を過ごすことができるのではないかと思う。
今後も考察を深めていきたい。
Nobuyuki Oshima(大嶋 信之)
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